中央線鉄道唱歌 第29番 高原地帯をひたすら走り、長野県へ 標高955m、富士見駅

中央線鉄道唱歌の歌詞を、わかりやすく解説してゆきます!
富士見の地理・歴史などを、初心者の方にもやさしく解説してゆきます!

↓まずは原文から!

芙蓉ふようみねに送られて
列車は進む高原の
海拔かいばつ三千二百尺さんぜんにひゃくしゃく
こゝは信州しんしゅう富士見驛ふじみえき

さらに読みやすく!

芙蓉ふようみねに 送られて
列車は進む 高原の
海抜かいばつ三千二百尺さんぜんにひゃくしゃく
ここは信州しんしゅう 富士見駅ふじみえき

さあ、歌ってみよう!

♪ふようのみーねに おくられてー
♪れっしゃはすすむ こうげんのー
♪かいばつさんぜん にひゃくしゃく
♪ここはしんしゅう ふじみえきー
(中央東線)
甲府駅→竜王駅→韮崎駅→新府駅→日野春駅→小淵沢駅→富士見駅→青柳駅→茅野駅→上諏訪駅→下諏訪駅→岡谷駅(→至・塩尻駅)

※鉄道唱歌に関連する主要駅のみ表記

小淵沢駅を出ると、標高約900mの高原地帯へ

小淵沢駅こぶちざわえき(山梨県北杜市)を過ぎると、列車はますます坂を登り、高原地帯を走ってゆきます。

既に列車の前方右側には標高約2,800mの八ヶ岳やつがたけが見えており、それどころか周囲は標高2,000m~3,000m級の山々がそびえ立ち、もはや日本の屋根のような場所を走ってゆきます。

列車の線路の標高も、800m~900mほどの高さの場所を走ってゆきます。

信濃境駅からは、長野県に入る 

そして山梨県はここまでであり、信濃境駅しなのざかいえき(長野県諏訪郡富士見町)を過ぎると、列車は長野県に入ります。

ここからはずっと長い長い長野県内の旅となります。
ここからは、はるか南西の木曽路きそじの終わりの田立駅ただちえき中津川の少し手前)まで、ずっと長野県の旅は続くというとになります。
それだけ長野県は広いのです。

「芙蓉の嶺」とは?

芙蓉ふようみねとは、ここでは富士山のことをいいます。
しかし、この時点で富士山ははるか後方のため、あまり富士山に送られてという感じではないかもしれません。
むしろ、

  • 日本第二位の北岳きただけ(標高3,193m)
  • 鋸岳のこぎりだけ(標高2,685m)
  • 甲斐駒ヶ岳かいこまがたけ(標高2,967m)

といった山々を後方にして、走って(登って)ゆきます。

中央本線・南アルプスの車窓(山梨県)

標高955mの富士見駅に到着

すると、中央線の中では最も標高の高い駅である、

  • 富士見駅ふじみえき(長野県諏訪郡富士見町)

に到着します。

富士見駅(長野県諏訪郡富士見町)

富士見駅(長野県諏訪郡富士見町)

富士見駅(長野県諏訪郡富士見町)

富士見駅(長野県諏訪郡富士見町)

歌詞によれば、富士見駅の標高は海抜3,200尺とあります。
これは、現在の標高に直すと955mになります。

一尺とは、約0.3メートルのことを言います。

  • 3,200×0.3=960

ですから、だいたい計算が合います。

富士見駅(長野県諏訪郡富士見町)

富士見駅(長野県諏訪郡富士見町)

標高が高く、夏でも涼しい高原地帯

このあたりは標高も高く夏でも涼しいので、高原野菜の生産が盛んです。

窓の右側(北側)には、八ヶ岳やつがたけの景色がチラホラ見えたり消えたりするのですが、八ヶ岳が窓に登場したときには、テンション上がってきます。

次は、青柳・茅野・上諏訪へ

次は、青柳あおやぎ茅野ちの上諏訪かみすわ方面へ向かってゆきます!

ちゅうい!おわりに

この記事は、「小学生の頃の私(筆者)に教える」というイメージで書いており、難しい表現や専門用語などは極力使用を避けて、噛み砕いて記述・説明することに努めております。そのため、内容については正確でない表現や、誤った内容になっている可能性があります。
もし内容の誤りに気付かれた方は、「お前は全然知識ないだろ!勉強不足だ!」みたいなマウントを取るような書き方ではなく、「~の部分が誤っているので、正しくは~ですよ」と優しい口調で誤りをコメント欄などでご指摘頂ければ嬉しく思います。再度こちらでも勉強し直し、また調べ直し、内容を修正致します。何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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